- 記憶術
スピーチで緊張する人へ。記憶術で内容を忘れない方法
「人前で話すことが昔からとても苦手、、、」
「スピーチや発表をしなければならない日は朝から憂鬱、、、」など、
人前で話すことに抵抗がある人は多いのではないでしょうか。
「人前に立つだけで緊張して焦ってしまう」
「緊張して頭の中が真っ白になってしまった」
「焦って話したい内容を忘れてしまった」という経験がある人も少なくありません。
出来たら失敗したくないし、カッコ悪い自分は見せたくないものですよね。
そんな「人前で話すのが苦手」、「緊張しやすい」人のスピーチが上手くい
くための心構えや効果的な準備方法を紹介します。
さらに、緊張してもスピーチの内容を忘れにくくなる秘訣もご紹介します!
目次
1フロー状態とは
1.1自分でプレッシャーをかけている
1.2非日常の空間
1.3事前準備が出来ていない
2緊張しないための事前準備
2.1話すことに慣れる
2.2場所に慣れる
3記憶術(場所法)を使う
3.1記憶術(場所法)とは
3.2記憶術を使ってスピーチの内容を覚えるコツ
4まとめ
1スピーチで緊張するのはなぜ?
なぜ人前でスピーチをする時に緊張してしまうのでしょうか?
それは、
・自分でプレッシャーをかけている
・非日常の空間
・事前準備ができていない
この3つが原因だと言われています。
1.1自分でプレッシャーをかけている
スピーチ前に緊張している時、「良い自分を見せたい」「上手くやらなきゃ」と
自分で自分に必要以上にプレッシャーをかけてしまっている状態です。
適度な緊張感は必要ですが、過剰にプレッシャーがかかってしまうと本来の自分
の力が発揮できません。
なぜ、「自分を良く見せたい」と思うのでしょうか。
それは、「失敗した自分は恥ずかしい」「カッコ悪い自分は隠したい」
「上手く出来ない自分は嫌われてしまう」という恐れや不安が原因です。
そのため、緊張を和らげて落ち着くためには心の中の不安を和らげてあげましょう。
「話を聞いている人は、自分に完璧を期待していないからそんなに緊張しないで大丈夫!」
と思ってみてください。少し気持ちが楽になりませんか?
緊張している状態から、考え方を切り替えることが出来たら、
気持ちに余裕を持ってスピーチに臨めるかもしれませんね。
1.2非日常の空間
「たくさんの人の前で話す」
これはあなたの日常生活のなかで良くあることですか?
多くの人にとってこれは「非日常」ではないでしょうか。
いつもと違う、慣れていない場所である「非日常の空間」はどんな人でも緊張します。
つまり、「人前でスピーチする」ことに緊張するのは正常な反応ということです。
誰でも緊張するものなので、「自分だけ緊張しやすい」と思いつめなくても大丈夫です。
1.3事前準備が出来ていない
スピーチの事前準備が不十分だと上手に話せないし、不安で緊張もしてしまいます。
スポーツの試合、学校や資格の試験も準備不足だと上手くいかないですよね。
スピーチも事前に準備することがとても大切なんです。
でも、スピーチの準備って原稿を覚えたり、読んだりする以外に何をしたらいいのかわかりませんよね。
次では、その大切な事前準備について具体的な方法をご紹介します。
2緊張しないための事前準備
スピーチで緊張しないために、心に余裕を持つためには、自信を持つことが大切。
そのためにも、スピーチの事前準備が重要です。
事前準備をしっかりすることで「こんなに準備したから大丈夫!上手くいく!」と
思えるので、自信を持つことが出来るのです。
では次に、どんな事前準備をしたら効果的かをみていきます。
2.1話すことに慣れるーゆっくり話すー
1つ目は、スピーチの内容を声に出して練習し、話すことに慣れましょう。
話し方のポイントは”ゆっくり” です。
緊張した状態で話すと早口になってしまうことはありませんか?
嫌なスピーチはさっさと終わらせたいもの。「1秒でも早くここから立ち去りたい!」
という気持ちで話し続けると、どんどん早口になっていってしまいます。
聞き手の人には、自分が思っている以上に、早口で聞こえているものです。
話すスピードが早すぎると、せっかくの伝えたい内容が伝わりにくくなってしまいます。
また、「ゆっくり行動する」「一呼吸おく」を意識すると緊張もほぐれやすくなります。
例えば、椅子に座っていて、スピーチをする時にマイクのあるところまで歩くような場合だとします。
その時はゆっくり行動するようにしましょう。椅子からゆっくり立ち、座っていたところから
マイクまでゆっくり歩いて移動します。マイクの前に立ったら、すぐに話し始めないで、
一呼吸置いてから話はじめましょう。
行動が焦って慌ててしまうと気持ちもつられて焦ってしまうものです。
話すスピードも行動も慌てずに「ゆっくり」出来るだけ気持ちに余裕を持つように心がけましょう。
2.2場所に慣れるーイメージトレーニングー
2つめは、場所に慣れることです。
実際にスピーチをする場所をイメージして、当日の流れを頭の中で再現し、
頭の中でリハーサルを何度もやってみましょう。
人前で話すことが「非日常の空間」で緊張してしまうので、緊張しないためにできるだけ
「日常に近づける=慣れる」ようにすると効果的です。
イメージトレーニングを通して「人前に話す非日常」になれておけば、
本番の緊張を和らげることが出来ます。
3記憶術(場所法)を使う
スピーチをするときに、「緊張で頭が真っ白になってしまった」「話す内容を忘れてしまった」
という経験はありませんか?
スピーチで緊張してしまった時に一番困ること、心配なことは「内容を忘れてしまう」ことです。
また、内容を忘れ、焦って手元のメモをみても、該当場所をなかなか探し出せず、
空白の時間が出来て緊張が増した、、、なんてことも、、、。
そんな心配を解消するためには、カンタンに記憶できるのに忘れにくい記憶術の
テクニック「場所法」を使うのがおすすめです!
3.1記憶術(場所法)とは
「場所法」とは、記憶方法の名前で、その名前の通り、「場所」を使う記憶のテクニックで、
「記憶の宮殿」「ジャーニー法」「シモニデス法」などとも言われています。
人間には、場所を記憶しておく特別な細胞が存在していることがわかっており、
ノーベル賞でも効果が認められているため、科学的にも根拠があります。
「場所法」は、数ある記憶法の中でも、もっとも強力な長期記憶にすることができるため、
世界一の記憶力を持っているという証明である、記憶分野での「ギネス世界記録」の保持者が良く使っています。
場所法はたったの3ステップ!
1、覚える場所を用意します。
2、覚えたいものと1の場所を結び付けて記憶をします。
3、順番に思い出します。
スピーチで緊張しないように、記憶術で内容を暗記したいという方は、
場所法の具体的なやり方はこちらの記事で紹介しているので、こちらを読んでみてください
3.2記憶術(場所法)を使ってスピーチを覚えるポイント
記憶術を使ってスピーチを覚えるポイントは要点をまとめてから記憶術に結びつけることです。
情報が多すぎると混乱しやすくなってしまいます。
全ての文章を覚えようとしないで重要なところ、
慣れていない言葉などを記憶術を使って覚えるのが効果的です。
例えば、どんなに緊張しても、自分の名前は忘れることはありませんよね。
なので、例えば自己紹介のスピーチで、自分の名前を記憶術を使って覚える必要はありません。
また、記憶術を使ったら、見やすく簡単に思い出せるメモも作りやすくなりますので、
自分で思い出しやすいメモを工夫して作成してみてください。
4まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、苦手なスピーチで緊張しない方法と、スピーチで緊張しても内容を
忘れないように、記憶術を紹介しました。
苦手なスピーチも、考え方と事前準備でスラスラと話せるようになると思います!ぜひ実践してみてください。
また、記憶術の場所法はノーベル賞で科学的に効果が証明されていて、
ギネス記録を続出している記憶方法です。
最初は苦戦するかもしれませんが、
慣れるとカンタンにできるようになります。
場所法を使って、トランプを覚えたり、英単語を覚えたりも出来るのでどんどん楽しくなってきますよ!
興味のある人はこちらもぜひ読んでみてください。
リンク 神経衰弱で勝つためのコツ!記憶力の世界大会でも使われている方法を使ってみませんか?
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COACH
この記事を監修してくれた記憶コーチ
大野 元郎プロ
2016年:記憶力日本選手権優勝
2017年:記憶力世界選手権 18位
世界記憶力選手権にも出場を果たし、2017年にはギネス世界記録を樹立。
その他にも記憶術を用いて各自の目標を達成し人生を豊かにさせるための講演活動や指導を行っているメモリー教育のトップランナー
TV出演歴
- フジテレビ『めざましテレビ-キラビト-』出演
- フジテレビ『10ミニッツ』
- TBS 『ピラミッド ダービー』出演
- 日本テレビ『シューイチ』
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