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中小企業診断士の難易度を徹底解説|合格率や勉強時間、試験内容から他資格と徹底比較
小企業診断士とは、企業経営を横断的に学ぶことができることで、今ビジネスパーソンから注目を集めている資格です。
日本国内では、唯一の経営コンサルに関わる国家資格として『日本版MBA』とも呼ばれていますね。
それだけあって、中小企業診断士の難易度は決して易いものではありません。
そこでこの記事では、中小企業診断士の難易度について『類似資格』や『人気資格』との合格率の比較や平均勉強時間など軸に詳しく解説をします。
結論からお伝えすると、中小企業診断士の難易度はやや高いですが、正しく対策すれば経営や法律が初学の方でも十分に合格が狙える国家資格です。
また、この記事では中小企業診断士の難易度についてはもちろん、記憶術を生かして何倍も効率的に学習を進める方法について紹介していきます。
いち早く着手して、中小企業診断士の合格を目指しましょう!
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- ・中小企業診断士の合格率は4%前後で勉強時間は平均1,000時間ほど
- ・中小企業診断士の難易度は、合格率や試験内容などから考えると他の法律系資格よりもやや高めの水準
- ・科目数は『中小企業経営・政策』『経済学・経済政策』『経営情報システム』『財務・会計』『企業経営理論』『運営管理』『経営法務』の7科目
- ・中小企業診断士の難易度は決して低くないが、初学者でも対策次第で十分に合格を目指すことは可能
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中小企業診断士とは
中小企業診断士とは、名の通り企業の経営に関わる知識を横断的に身につけ経営の助言を行ったり診断をしたりする業務を行う国家資格です。
中小企業診断士の資格を取ることで『現在勤務中の企業での活躍』や『就職・転職』『独立開業』とキャリアの選択肢が広がることで今、ビジネスパーソンの間で注目を浴びている資格といえます。
また、他にも中小企業診断士としての資格を有すると、中小企業診断士のみのコミュニティーへの参加が可能になったりと人脈を広げる手段としても人気を集めています。
中小企業診断士の難易度は?合格率・勉強時間を徹底比較
キャリアの選択肢や人脈を広げる手段としても注目を集めている中小企業診断士ですが、実際の難易度は気になるところですね。
ただし、一口に難易度といっても受け取り方はさまざまなので比較するのが難しいですね。
そこでこの記事では、中小企業診断士と『類似の資格』と『他の人気を集めている資格』の2つの軸で『合格率』・『勉強時間』を比較して難易度をランキングしました。
結論から言うと、中小企業診断士の難易度は合格率は4%前後で勉強時間は平均1,000時間と決して易いといえない資格となっています。
しかし、法律や経営に関する知識がない初学者でも十分に合格が狙える資格と言えます。
その理由について、これらについて具体的に解説をしていきます。
中小企業診断士の合格率・勉強時間と類似資格の難易度比較
まずは中小企業診断士の難易度について、『類似資格』で比較をしてみましょう。
中小企業診断士は、経営に関わる資格として『中小企業経営・政策』『経済学・経済政策』『経営情報システム』『財務・会計』『企業経営理論』『運営管理』『経営法務』の7つの科目を学ぶことになります。
こられを総合的に学ぶのが中小企業診断士ですが、範囲が広いがゆえに中小企業診断士と『類似の資格』が多数あります。
例えば、『日商簿記』や『経営学検定』などがあげられるでしょう。
- ・日商簿記
- ・経営学検定
- ・ITパスポート
- ・販売士検定
- ・経営士
- ・ビジネス実務法検定
資格名 | 合格率 | 勉強時間 |
---|---|---|
中小企業診断士 | 4.0% | 1000時間 |
日商簿記2級 | 28.6% | 250~350時間 |
経営学検定中級 | 46.8% | 250~350時間 |
ITパスポート | 54.4% | 100~150時間 |
販売士検定2級 | 73.4% | 50~120時間 |
経営士 | 70.0%程度 | 100~150時間 |
ビジネス実務法検定 | 43.3% | 60~120時間 |
このように類似の資格と比較をすると、中小企業診断士は圧倒的に多くの勉強時間が必要であり合格率も低く『難易度は高い』と言えるでしょう。
ここで挙げた類似の資格は、中小企業診断士の7科目のうち一部被るという資格なのでこのような差が生まれています。
中小企業診断士の難易度は上記で挙げた資格の中では高いと言えます。
中小企業診断士の合格率・勉強時間と人気資格の難易度比較
次に、中小企業診断士と他の人気資格の難易度を、合格率や勉強時間で比較してみましょう。
- ・社労士
- ・ファイナンシャルプランナー
- ・税理士
- ・公認会計士
- ・行政書士
- ・司法書士
資格名 | 合格率 | 勉強時間(目安) |
---|---|---|
中小企業診断士 | 4.0% | 1,000時間 |
行政書士 | 10.7% | 600時間 |
社労士 | 6.4% | 1,000時間 |
司法書士 | 4.1% | 3,000時間 |
ファイナンシャルプランナー1級 | 15.0% | 400時間 |
公認会計士 | 35.8% | 3,500時間 |
税理士 | 20.3% | 4,000時間 |
中小企業診断士の合格率・勉強時間と他の人気資格を比較すると上記の表のようになります。
合格率・難易度で比較をすると他の人気難関資格と比べても、中小企業診断士は遜色がないほど難易度が高いことがわかります。
中小企業診断士の難易度は低くはないが初学者でも十分に合格が狙える
合格率や勉強時間で難易度を比較をすると、有名難関資格と比べても中小企業診断士は同じ程度に難しい資格です。
しかし、中小企業診断士の1次試験はマークシートの筆記試験が60%以上の得点で合格ができるため、十分に初学者でも合格を狙えると言えます。
コンサルに関して何も経験がないという方だから合格ができないということはありません。
ただし、2次試験である記述・口述試験は応用が必要とされるため、より理解を深めた学習が必要とされます。
学習方法は傾向に則して対策をすることが中小企業診断士合格への近道となります。
中小企業診断士は役立たない?メリット・デメリット
中小企業診断士は、経営について横断的に学べる上に国家資格というメリットがある一方、独占業務がないなどのデメリットもあります。
そこでこの章では、中小企業診断士のメリットやデメリットについて具体的に解説をします。
中小企業診断士のメリット
中小企業診断士のメリットはキャリアの選択肢に関して3つ、副次的なメリットとして1つあげられます。
- 1,社内で生かせる
- 2,転職・就職に生かせる
- 3,独立開業に生かせる
- 4,人脈を増やすことができる
- 5,他の人の助けにも、自分のためにも使える知識が身に付く
中小企業診断士のような経営コンサルタントとしての国家資格は、広くビジネスの場で活用することができます。
例えば、社内では新規事業企画などの部への移動のためのアピールポイントとして使うことができます。
同様に、転職・就職でも経営に関して一定の知識がある証明として使うことができますね。
またうまく人脈やコネを使うことができれば、コンサルタントとして独立開業に生かせることもできるほか、コンサルタント以外の事業で起業をする場合でも知識を生かすことができます。
他にも、中小企業診断士には専用のコミュニティーがあり資格を保有していれば人脈を増やすことも可能です。
このように、汎用性高くビジネスの場で活用することができる点が中小企業診断士のメリットです。
中小企業診断士のデメリット
一方で、中小企業診断士にはデメリットもあります。
- 1,独占業務がない
- 2,資格を保有しているからと行って待遇を優遇する企業が少ない
デメリットとしてあげられるのは上の2つです。
経営コンサルタントに関して専門性の高い資格といえど、法律系の士業とは違い『独占業務』がないと言うことが中小企業診断士のデメリットの1つとしてあげられます。
例えば、中小企業診断士と同程度の難易度と考えられている社労士などは書類作成や申請代行など、社労士でないとできない業務がありますが
中小企業診断士が仕事とする主な『経営コンサルタント』と言う業務は、資格を有していなくてもなることができます。
一般的に独占業務がある資格は仕事が見つけやすい傾向にあるので、その点を比較すると少しデメリットと言えるでしょう。
とはいえ無資格の経営コンサルタントと中小企業診断士とでは、第一印象の信頼度が異なります。
無資格の経営コンサルタントでいるより、資格を保有していた方が一定の知識があることが証明できるため声がかかりやすいのは明白です。
他にも、資格を保有しているからといって待遇を優遇する企業が少ないといった点もデメリットです。
中小企業診断士とは難易度の割りに、企業内での待遇が変わらないということが大半と言えます。
経営に近い仕事や部署への移動のチャンスが多くなることはあるかも知れんませんが、資格を持っているから給料が上がる、と言うことがないのもデメリットとしていますね。
中小企業診断士の試験内容
中小企業診断士の合格までには『1次試験』と『2次試験』さらに『実務補習・実務従事』の3ステップの試験があります。
- ・中小企業経営・政策
- ・経済学・経済政策
- ・経営情報システム
- ・財務・会計
- ・企業経営理論
- ・運営管理
- ・経営法務
試験 | 試験内容 | 合格率 |
---|---|---|
1次試験 | 全7科目のマークシートによる試験 | 20%前後 |
2次試験 |
記述試験・口述試験 |
20%前後 |
実務補習・実務従事 | 指導員指導の下コンサルティング活動 | - |
特に1次試験は2日に渡って行われ、中小企業経営・政策から経営法務まで、1科目60分で行われます。
2次試験は、記述試験と口述試験が行われ、『企業経営理論・運営管理・財務会計』が主軸で行われます。
特に2次試験は、記述試験を合格したら口述試験を受けることができます。
最後に1次・2次試験両方に合格をしたら、実務補習・実務従事を行い、晴れて中小企業診断士として登録されます。
中小企業診断士の勉強方法【独学・通信講座・通学】
中小企業診断士の取得には『独学』『通信講座』『通学』の3つの方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、中でも中小企業診断士の合格におすすめなのは『通信講座』です。
勉強法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
独学 |
費用が低い 自分のペースで学習を進めることができる |
モチベーションの維持が難しい わからないことがあった場合解決するのに時間がかかる |
通信講座 |
効率の良い学習方法で資格の勉強ができる 問題があった場合相談できる人がいる ライフスタイルにあった学習計画を立てやすい 通学よりはコストが低め |
自分で学習環境を用意しなければならない 費用がかかる |
通学 |
学習の強制力が強い 学習環境が整っている 問題があった場合相談できる人がいる |
費用がかかる まとまった時間を作る必要がある エリアによっては学校がない |
先の章でも紹介したように、中小企業診断士は7科目と範囲が広く、2次試験では面接での後述試験や記述式の筆記試験があります。
広範囲な科目は傾向と対策のデータをすでに蓄積している『通学』や『通信講座』で学習をすることで効率的に学習することができます。
記述や口述試験に関しても同じことが言えます。
通学であれば、口述に関しては実際に模擬面接のように対策をさせてくれる手厚いサポートもあります。
通信講座であっても、多くの中小企業診断士を排出している大手であればベテランの方からフィードバックをもらうことができ、傾向を抑えて学習することができます。
しかし一方で、独学よりも費用がかかることや通学の場合は時間の縛りがあることなどがデメリットです。
あなたの生活パターンや、予算によってどの方法で勉強をするかを選んでみましょう!
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また、難関資格を目指す上で、併せて記憶力を鍛えておくことも効果的です。
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定員に到達次第、受付終了となってしまうので、申し込みだけでもしておくことがおすすめです。
中小企業診断士の難易度のまとめ
中小企業診断士は難易度が高い資格ではありますが、対策さえしっかり進めていけば決して不可能な資格ではないです。
自分に適した学習方法で、堅実に合格を目指していきましょう。
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